司法書士の未来


業界の前途について、不安視する意見を聞くことが増えました。

たとえば

  • 登記集中の大規模事務所に、皆、吸収されてしまう。
  • AI(人工知能)に負けてしまう。
  • 生産人口27%減少で、食べていけない資格になってしまう。
  • 法務局の相談のせいで、相続登記が減ってしまった。

私たち「あなたのまちの司法書士事務所グループ」は、そうは考えません。

「一部の司法書士にとっては、業界の未来は明るい」と、確信しています。

一部の司法書士にとっては、業界の未来が明るい理由(その1)

司法書士業界で仕事して、気づいた数少ない良い点、それは…

「大手といえる司法書士事務所が日本中一つもない」ということです。

 

「大手事務所、いっぱいあるやん」って思った先生方、それは業界の中から見ているからです。業界大手というのは、「世間の皆様、誰もが知っている会社」のことです。そうなってくると、当然、後発組や小規模事務所は大変苦しい。しかし、司法書士業界では、そんなことはありません。小粒でも、輝ければ良いんです。

 

そのためには

一部の司法書士にとっては、業界の未来が明るい理由(その2)

簡単な登記だけやって、難しい登記から逃げていませんか?

株主総会運営など附帯手続の依頼があったとき、断わっていませんか?

簡単な登記よりも、複雑な登記や手続を行ったときの方が、顧客から得られる信頼が遙かに大きいのです。大きな満足を得た顧客は、次に何かあったときには、必ずまた先生にご相談されます。

一部の司法書士にとっては、業界の未来が明るい理由(その3)

司法書士は、簡裁代理権を得て、その業務範囲は大変幅広くなりました。

先生方は、代理権を使っていますか?

たとえば、会社へ判子取りに行ったとき、「未収金ないですか?回収しますよ」って顧客にお伝えされていますか?「従業員が、交通事故を起こしたときには、示談交渉しますよ」って言っていますか?

登記で得た顧客の信頼よりも、示談折衝・訴訟を解決したときの顧客から得る信頼の方が遙かに大きいのです。大きな満足を得た顧客は、先生のファンになり、他の顧客を連れてきてくれることになります。

司法書士業界内部でも、「訴訟は、やっぱり弁護士でしょ?」っていう意見を聞くことがあります。「交通事故なんか、すぐ弁護士に紹介してますよ」って聞きます。

 

そんなことを言う先生方には「その弁護士さんは、交通事故が専門なんですか?」って聞きます。ご存知のとおり、弁護士は、訴訟を始め、司法書士業務・税理士業務・行政書士業務も含め、何でも扱うことのできる日本最高の国家資格です。それ故、専門化が進んでいます。普段、離婚事件ばかり扱っている弁護士さんに交通事故を紹介したとしたら、それは失敗です。交通事故を専門にやっている弁護士に離婚弁護士が勝てる訳がない。

 

だから、私たち司法書士が、まず相談を聞くべきなんです。金額の小さい案件や、簡単な案件は先生方が、しっかり勉強してやってあげれば良い。金額が大きかったり、複雑だと先生方が判断した案件は、その分野で最高の弁護士を紹介してあげれば良いんです。

紹介された弁護士は、得意分野の仕事ばかりを紹介してくれる先生方に感謝してくれますよ。

一部の司法書士になる方法

問題は、未だ、多くの司法書士が簡単な仕事に従事しており、業界全体に対する世間の信頼が揺らいで来ていることです。司法書士業界は、簡単な登記しかしない司法書士と、複雑な登記も訴訟も行う司法書士に、二分されています。そして、市民や法人は、目の前にある事務所が簡単な仕事しかしない司法書士なのか、難しい手続もやってくれる司法書士か、わからない。

 

そこで、私たちは、「あなたのまちの司法書士事務所グループ」を結成しました。市民は、少なくとも「あなまちロゴ」を冠した司法書士事務所に行けば、どんな悩みも解決してもらうことが可能です。

「あなまちロゴ」は、難しい手続も行ってきた自信と、今後も絶対に断わることがない責任を表わしています。

 

是非、「依頼は絶対に断わらない」「そのために日本で一番勉強する」と宣言いただき、「あなたのまちの司法書士事務所グループ」に参画ください。

 

あなまち司法書士事務所・司法書士佐藤大輔・平成29年1月