同じマンションなのに、敷地権付区分建物と非敷地権区分建物があります。買っても大丈夫でしょうか?


同じマンションなのに、お部屋(専有部分)によって、敷地権付区分建物と敷地権のない区分建物が混在している場合があります。どうして「そうなったのか」その理由をご紹介します。

 

また、このような混在しているマンションの一室を購入する場合には、通常のマンションを購入する場合よりもリスクがあるのでしょうか?ご説明します。

もくじ
  1. 混在してしまった理由
  2. 購入するリスク  

混在してしまった理由


❶ 建物と土地の持分比率が一致していない場合

例えば

専有部分の持分が1/2夫、1/2妻なのに、

土地の持分100/1000夫、99/1000妻

 

上の例では、

建物持分が1/2ずつなので、本来であれば

土地の持分もご夫婦で199/2000ずつにしておく必要がありました。

このような場合には、敷地権化の登記をすることが出来ません。

❷ 土地の持分(所有権)を持っていなかった場合

土地の所有権持分を持っていない人の場合

例えば、借地権であった場合には、敷地権化の登記をすることは出来ません。

❸ 土地の持分のみ又は建物のみに差押がなされていた場合

他にも有るかもしれませんね。

出てきたら追記します。

購入するリスク


「敷地権付専有部分」と「敷地権なし専有部分」が混在しているマンションの一室を購入する場合には、通常のマンションを購入する場合よりもリスクがあるか?

このような混在マンションを購入する際に、通常マンション購入時以上のリスクはありません。

混在マンション独自の論点や事故は聞いたことがありませんので、安心してご購入ください。

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