当グループにご依頼いただく相続手続きのうち何パーセントかは、ご自身でしようとして断念された方のご依頼です。どうして断念なさったのかを尋ねて、ランキングにしてみました。「相続手続きで苦労した理由ベスト10」はつぎの通りです。
多くの人が時間、労力、専門知識の面で困難であると感じています。
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【司法書士からのアドバイス】
確かに相続手続きには簡単なものもあります。例えば、公正証書遺言がある場合や、相続人が一人だけの場合です。ご友人の相続手続きは「たまたま簡単だった」のかもしれませんし、ご友人が元々「ある程度の知識をお持ちだった」のかもしれません。
いずれにしても、あなたの相続手続きが簡単か否かを判断するには、私たち司法書士のような専門知識が必要です。
【司法書士からのアドバイス】
相続手続きは単なる事務作業ではありません。
ご自身で手続きなさる場合には、専門用語に慣れる必要もありますし、何より初めての手続きや法律的な判断の連続に疲弊する方も多いようです。
最初から司法書士にご依頼いただいた場合には、必要な情報を必要なだけお届けします。
また、ご判断いただく必要がある場合には、判断の助けになる情報をご提供します。
【司法書士からのアドバイス】
相続手続きで、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍謄本が必要なのは、あなたの把握していない相続人がいないことを法務局や銀行に証明するためです。
現在は、最寄りの市役所で日本全国の戸籍謄本等を収集できる「戸籍広域交付制度」がスタートしましたので、戸籍収集は、より楽になりました。ただし、戸籍広域交付制度を利用して集めた戸籍でも司法書士がチェックすると抜け漏れがあることが多いです。戸籍を読み解くのは、本当に難しいと思います。
戸籍の収集が完了した時点で、遺産分割協議を行なっていただきますが、万一、戸籍の抜け漏れや、戸籍の読み込み不足があると、相続人が漏れてしまいます。これを防ぐために、遺産分割協議を開催する前に法務局に戸籍謄本等をすべて提出して「法定相続情報証明書」にしておくことをオススメします。法定相続情報証明書の詳細については、記事「法定相続情報~ややこしい戸籍を読むのは司法書士が一回で十分です。」もご参照ください。
【司法書士からのアドバイス】
司法書士から文書をお送りしても「詐欺と思っていた」と言われることがあります。文面や同封する書類を工夫するなどして、無視されないようにしましょう。司法書士にご依頼いただいた場合には、種々アドバイスいたします。
司法書士は、あなたの代理人となって他の相続人と遺産分割協議することはできません。遺産分割調停申立書を司法書士が作成するか、弁護士をご紹介するかお選びいただきます。遺産分割調停は、不調になったとき(合意に達しないとき)には、自動的に遺産分割審判に移行します。審判に移行すると不味い場合もございますので、ご依頼いただければ、種々アドバイスいたします。
【司法書士からのアドバイス】
相続人が多いだけで、戸籍収集や遺産分割協議は本当に大変ですよね。
遺産分割協議書は、全相続人が同じ遺産分割協議の内容に合意しないと(一人でも反対していると)成立しません。したがって、途中で翻意されてしまうと、最初から全部やり直しです。
司法書士にご依頼いただければ、二度手間を防ぐ方法などアドバイスさせていただきます。
【司法書士からのアドバイス】
相続対象財産が漏れてしまうと、再度、遺産分割協議を行なう必要が生じるなど大変手間です。
司法書士にご依頼いただいた場合には、相続対象物件の抜け漏れが生じないように、然るべく調査を行なってご報告します。
また、相続手続きには種々の専門知識が必要です。特に、法務局で「司法書士に依頼した方が良い」と言われたような場合には、必ず司法書士にご相談、ご依頼されることをオススメします。
【司法書士からのアドバイス】
登記申請書は、市役所においてある転居届や婚姻届のように枠があって埋めていく形式ではありません。そして、相続登記の申請書は、簡単なものから、複雑なものまであります。
また、添付書類でも遺産分割協議書や上申書など難しいものもあります。
【司法書士からのアドバイス】
法務局の手続き相談は、法律相談ではありません。
法務局の手続き相談だけで、登記申請するのはリスクがあります。
【司法書士からのアドバイス】
登記、訴訟の専門家である司法書士になるためには、合格率わずか数パーセントの国家資格に合格する必要があります。その司法書士でも、新人の頃には色々なミスをします。
法律や登記の知識を持っていない一般の方が、ご自身で登記を行なって、後日問題が生じないことは、なかなかハードルが高いと思います。
【司法書士からのアドバイス】
相続登記は、相続開始から時間が経てばたつほど、集めるべき書類は増え、コストが増大します。
また、ご自身で相続手続きを行なうことによって、余分な費用がかかることもあります。
最悪なのは、司法書士以外の民間資格に依頼することです。調整役などといって入ってくることがありますが、全くの無駄ですので、直接、司法書士にご依頼いただくことが肝心です。
相続手続には、相続人や遺産の確定から遺産分割協議、そして財産ごとの名義書き換えなど、多岐にわたる煩雑な作業が必要です。当グループでは、相続に関するあらゆるニーズにお応えする【相続手続トータルサポート】を提供しています。
こんな方におすすめです。
司法書士が豊富な知識と経験をもとに、不慣れなご遺族を支援し、複雑な相続手続きを一手に引き受けます。
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