最近、新人司法書士さんとお話しをして「あなまち司法書士事務所は(訴訟を専門で行なう)訴訟事務所だ」と思われていることが判明しました。チョット驚いています。
当事務所は、他の事務所がなさらない難しい案件を得意としているだけで、決して「訴訟事務所」という訳ではありません。もちろん簡裁訴訟代理権は行使する機会もありますが、弁護士への事件紹介数も同業他社を遥かに凌駕していると思います。
「事務所がどんな事件を扱っているのかは本棚を見ればわかる」と言われます。上の写真は(あまり綺麗ではありませんが)当事務所のメイン書架の画像です。全体の蔵書の1/6程度のよく使う書籍が写っています。
そこで、ちょっと分析してみました。
上図は、令和元年8月末時点における売上に占める各業務の比率です。
取引・相続・借換・その他不動産の不動産登記で全売上の55%を占めています。
紛争予防解決は、18%。ここには顧問料収入も含まれています。
商業登記16%、成年後見10%弱と続きます。
ねっ?訴訟ばかりやっている事務所ではない・・・でしょ♪
イメージですが、月ごとの新受事件数は、次のような感じです。
事件の種類 | 月毎の新受事件数 |
不動産取引 | 30~50件 |
相続手続(登記・遺産承継) | 5~10件 |
商業登記(設立・役員変更) | 10~30件 |
商業登記(M&A、合併などの少し難しい登記) | 1~2件 |
法律相談 | 30~60件 |
示談・訴訟 | 3~10件 |
実務経験が全くなかった司法書士の時間経過による担当案件の変化です。
実務経験なく入所した司法書士が、入所後4か月目での時間の使い方です。
取引書類作成、立会い同行で30%
相続書類取得、作成で20%
商業登記書類作成で20%
法律相談の下調べで30%
とのことです(山岡晃広さん本人による申告)。
簡単な案件の直接担当はなくなり、チェックする立場に変わっていきます。 複雑な案件を直接担当するようになります。 |
実務経験なく入所した司法書士が、入所後2年目での時間の使い方です。
不動産書類のチェック、取引立会いに30%
商業登記のチェックに10%
示談訴訟に40%
顧問先など依頼に応じた仕組みづくりや構築に20%
時間を使っているとのこと(荻野永倫司法書士、本人による申告)。
あなまちが、訴訟事件ばかりに従事する「訴訟事務所」ではないことがお分かりいただけたのではないかと、思います。
また、簡単な仕事からはじめ、レベルアップしていくのがお分かりいただけると思います。
良い点は、難しい仕事がしたくなったとき、
難しい仕事は何時でも「あなまち司法書士事務所」にはあるということです。
是非、事務所見学会にお越しください。